映画・テレビ

2009年9月 8日 (火)

季節の落涙

Pa0_0137 破魔な汗

吸い込まれる美

泣く子の宵のシトネを

紡ぐ女

遠くまみえることを忘れ

微かに笑み

取り戻す母胎

稜線の悔恨から

橙色の危うさが

滑り出す時

たしかに月翳り

帳反転する

日差しの前と後ろに

どれほどの葛藤を

見ようとするのか

盆は未だ先

陽は夏の落日

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2009年9月 6日 (日)

金魚の誘い

Pa0_0214 成るようになる

雲の流れ

硝子打つ雨垂れの

切ないランダム

必然な自然から

不可避の日常へ

諦めと危うい

涼風のアキレスの

交差

望みはただ

シンシンと降り積もる夏の

紅い雪

それだけが

あなたの救い

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2009年8月31日 (月)

過ぎて尚

Pa0_0241 リルラテルネ

唇かすめ滲む血痕

肌の下

体液の沸点へ差し水を

一欠けら

赤く染まる花

紫苑をまとう華

激しく咲いて

妖しく散ってほしい

大輪の花火の哀切

線香花火の色香

終焉までのカイラを

数えきる

自壊の足音は

夏の夜の色彩に

消されることなく

危険を侵す

帰り道

祭りが終わる

一瞬の夏

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2009年8月30日 (日)

残夢炎上

Pa0_0200_2 傭兵として生まれ

狭間を恋う

孤立を受け入れ

孤独に嫌われる女

無援の蛍火

風を抜け水に揺れ

四季を飛ぶ

怨念を追い

情に身を委ねる手い

未来は等距離なの

呪文はいつか

朝を迎える残夢と

信じる肉体に

老いる

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レイラ

Pa0_0198_2 イチル飛沫の水玉に

上海の紅い月

ヴァジル焚かれる

果汁の回廊

織り成す過失と

贖罪のワケに

なにも求めず

だから見失い

蛇行の快楽は

血脈を赤く

痕跡を青と

想いとどめ

船を性差へとこぐだろう

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2009年4月 9日 (木)

遺された傷

Pap_0025_2 人の世の常なら

美が剣となり得

情が伐となりうる

百年の回帰に

沈む夕日こそ

照り映え しかし

空の青海の青に

携わるミシエルの

落涙に混じりゆく血

肌 骨 因果

あらゆる呪文は

否応なく晒される

負荷に翻弄されつつ

退路に一輪の赤い

椿の花と散りゆく

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2009年4月 1日 (水)

シルビウス裂

Pa0_0006 夜明けに降った雨が

地球に吸いこまれる

幾筋もの怨と記憶に

歩みあわせ

シルビウス裂を

創る

結果 残る幻はモンロー孔

女はエロスを炎上しながら俯瞰する

男は無情を剥ぎとられ

転生を笑う

少しずつ性差

溝から回 回廊

柔肌は傷みを

髄液へ撒きながら息を整え

排水はグリム細胞へ

転嫁するだろう

決められた性差

いかようにもなり

なにものでもない

シナプスからの

瓦解

転落でもあり

無情でもある

マザーの落涙

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2009年3月15日 (日)

忘却

Sh350013 Sh350008001 昨日を消して

明日めたもるふぉーぜ

水槽は振りきり

水位は裸体の果て

羅刹を真似るツブツブの舌禍に

赤いルージュ

咲かせる情念を

剥ぎ 捨て

歩く食らう

抱擁の酔いと

骨格の禁欲

荼毘を前に

在所を知る

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2009年3月14日 (土)

咲きほころび

Sh350003_2 Sh350002_3 めくるめく狂おしく

愛すること

無に帰結すれば偽り

求めひたすらに

身と心踊り  堕ち

傷を残さず舐める

声音疎ましく

巡る残像を追う

斜陽照らす禁欲の

あざなう甘い虚ろと

赤い枯渇

鋭くナイフは

涙を拭い罪を

刺す

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2009年3月 2日 (月)

五彩池

Pap_0042_2 透明に近く色が少しずつ

集まり層を

滲ませ無色を恋い

縁どりジネンを溶け

湿潤の涙が宿る太古からの

生まない  棄てない

色彩の危うさを聞き

ひとつ純潔を

落とす波紋に

拡がりを求め過ぎず

池は池のままに

在り

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2009年2月26日 (木)

九龍

Grl_0047 迷いて先なく

隔てて奈落

裂傷あり紅い結晶の

始まりは

終焉

ロンが翔び月がアカク笑う

そんな困惑からの

セメギ愛

龍の玉杯は

不思議と円く

肉眼を堕ち急ぐ

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2009年2月22日 (日)

グエル

Sh350088 舞う翻る天女のスケープ

座す凝視の両性具有

基調の白 連写のオレンヂ

円く型どられる危うさ

線描の意外性を模した時間

すべてパッションから

高速の音階へ

熱情の回想へ

点から線へ

円くシャッフル

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2009年2月10日 (火)

忘れない夢

Sh350080 波風たてず

楽しく無事な日々は

おくりたくないと

先の見えない

何が起こってもいい

と願う時間を

過ごしたいのが

ホンネ

ママは悲しむでしょう

許すと受け入れるは

少しちがう

が口ぐせなので

小夜香が仲良いケンカを

さけたいと思う気持ちは

とどかない

平行線の家族に

ママは耐えられない

とにかく見たくない

ドラマのような

現実はいつまで

つづく

という寓話は

どこにある

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2009年2月 9日 (月)

大人のドラマ子供のクール

Sh350079 昨日の善が悪になり

善行が悪行へすりかわる

摩訶な日常の失墜

夜更けのドラマの一場面を

おじいちゃんとオコタに入りながら

見ている

親が子を売り

子は時を経て

覚えぬ親と対峙する

子は時を戻そうとして

子となり

親は二度めの裏切りを

絶望的にしかけるからくりは

すでに日常からの

落とし穴で

おじいちゃんはそう

ぶつぶつくりかえすばかり

むつかしいテレビにむかい

おじいちゃんは確かに

悔いている

わたしには

大きな欲はないし

小さな悔いもないから

今日は早く

眠りたい

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2009年2月 2日 (月)

ついウトウト

Sh350077 お昼寝がすき

オコタでウトウト転寝がすき

少し眠ってすっきりして

まだ同じ1日が続いてる

夜布団で寝ると1日が終わっちゃう

次の朝がくる

すっきり気持ちいいけども

さびしい

朝の鳥の鳴き声や

ママが台所でかなでる音や湯気は

気持ちいいけど

昨日がいってしまうのは

悔やまれる

せいいっぱいじゃなかったから?

ストレスが残ってるから?

多少の余力と多少のストレスは

良薬だとママはいう

九才小夜香がんばりが足らない

と思う今日でした

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2009年1月31日 (土)

今日は小雪

Sh350076 今日は雪がふっています

去年はつもったので

カマクラはむりでしたけど

雪だるまをつくりました

今日は小さい雪で

校庭にもアスファルトへも

落ちてはとけていきます

短い命です

蝉も短いですね

花が咲いているのも

消えてゆくような時間です

ママが言うには

だから愛するの

惜しむことと愛情とは少し似ているのと

長い時間いっしょにいると

小夜香への愛情はうすくなるのかなとは

聞きませんでした

でも逆かもしれません

長くいっしょの方が

深くなるかもしれません

そう思いたいです

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2009年1月29日 (木)

そして、エコ

Sh350074 地球を守るため

子供達の未来のため

自然にいいことをしよう

これからをつくっていく

子供達が大きくなった時

地球がやせ細っていたら

かわいそうだものね

ママが遠くを見るような目をして

言ってます

親が自分の子供のことをだけじゃなく

世界中の子供達のことを考えるというのは

すごいですね

わたしも大きくなったら

そうありたいな

地球規模というのは

エコだけなのかな

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えーと、干支

Sh350073 1年は三百六十五日

1日は二十四時間

干支は十二

定めの不思議

モバイル的に

リンクの自由でしょ

今年は牛年です

新年にあたり何か願いは

とママがききます

わたしはいつもいっしょです

ママが世界で一番大切

ありがとうじゃなく

ありがとうございます

とCメールでかえってきた

小夜香は少し

ママに近づいた気持ちになりました

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2009年1月26日 (月)

まどの外

Pap_0010 きゅうけい時間に

まどに手をおいて

あごをつけて

校庭を見ています

木がたくさんのびていて

砂場があって

鉄棒があって

上級生や下級生が

ドッヂボールをしたり

馬乗りをしたりしてます

プールもあります

夕日がさしてきました

一年生の時やもっと小さかったころを

ところどころ思いうかべます

でもその前の赤ん坊のころは

思いだせません

頭がはったつしてなかったか

心が形になってなかったか

もしかして

まだ言葉がしゃべれなかったかもしれません

赤ん坊のころを思っても

校庭の夕日の中を

雨がザァーとふっているような気分です

さあ次は

大好きな国語の時間です

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2009年1月12日 (月)

先生のお話

Pap_0010_2 国語の時間はたのしいです

和彦くんは立たされてますけど

~思い出~と~思い出す~は

ちがうんだって先生が言ってます

秋と冬くらいちがうのかな

思い出そうとすると苦しくて

ぼやけたままの時があります

それは思い出したくないって

体も反応してるんだよって

先生が言います

ママに聞いてみよう

霞がかかったら

次はきっと晴れるね

そのあとどう思うかが

純粋さの答え

ふ~んわかんない

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2009年1月 1日 (木)

ロン タイ イャン

Pa0_0011 朝まだ早い

上弦の月

切り絵から

朱に移る冬空に

現れ消え去る

エロスの化粧

ひき急ぎ頬まで

濡らす炎上の紅

ルージュの恋慕は

欠けゆく月を追い

零れつづける

指の間がまた

遮光をかざす

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2008年12月16日 (火)

さえずり

Pa0_0011 雲がはやい

朧月のみえ隠れに

子守唄が流れ

時間が止まる

飛ぶことない

記憶をくぐもる

拒絶はラシャの滝

後悔はある

瑞穂にシブク

生命のアエグ 調べ

流れる語り部の心音

森があり 記憶が過ぎ

幼心が掬う水に

小さな指は傷口を

絆と呼べと

喜びは何処にでもあり

どこにもない

在所を

越え

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2008年12月15日 (月)

初音はいとしく

Pa0_0105 恋慕の花びらが加速する

蜜にひそかに

そして危うく

日常を海へかえし

守るべき喜びに

また 負ける

また 愛せる

あたりまえのように

守る 異国の心中

想いの遮光

ただそよぐ風が

ニビイロに 匂う

ばかり

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2008年12月14日 (日)

ツバメ飛ぶ

Pa0_0068_2 蘭の花たちこめ

匂いゆらりゆらり

蛇香 睡魔 水脈

租界の霧雨は冷たく

耽美

彼女に罪はなく

彼に意図 無論なく

表裏ない哀しみに

支えられ

突きすすむしかない

滅亡の華は

赤く

散る夢を

抱いて

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2008年12月 8日 (月)

再びは無く

Pa0_0297_2 微熱に救われて

もうろうとする

肌の張りを滑る楕円の

したたり

乱反射する

具象と振幅

確かな模倣は 等しく消へ

少しずつ 少しずつ

待てない

歪曲の そして

不具合な戸惑いが

無為そのまま

活かす

美しい嘘の

始まり

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2008年12月 7日 (日)

絶え間なく 希い

Pa0_0405_2 硝子越しに

見果てぬ外界を

手繰り寄せ

馳せる思いに

遮光さへ

ひとかけらひとかけら

崩していく 凪の

あいまの予見

未明の終焉へ

訣別を 選ぶ

季節の始まり

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2008年12月 5日 (金)

一服の余韻

Pa0_0073_2 鬼火 荼毘の音

暗天にたちあがる

鈍くほの暗い紫

パチパチ分裂する

履歴の根源を

求める途はない

隆起した肩に

目を落とし

星のない夜を

徘徊する

鬼の未来は すでに

水面へとけこみ

流れは速い

荼毘の魔

より蝙蝠がひとつ

飛びたった

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2008年12月 4日 (木)

宵の真ん中で

Pa0_0024_2 季節の移り香の

あいまを

くぐもって

蛍が落下する

鈍い芳香を

放ち ゆらぐ

自覚は無くエニシも無く

慈愛のように堕ちる

追わず 追われず

そのまま

人となり

女となり

朧な帯はゆるく

黒髪の先へ

蛇香を宿す

熱 一輪

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2008年11月23日 (日)

堕 天使

Pa0_0022 風が巻く

海の風というより

地下の揚羽 蝶

揺らす肌 刺す燐粉

黒の紋章 あざとさの残り香

芳香の震えるよりどころなさに

裸体の嘘を

添える あなたは

因果を 捨てる

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2008年11月16日 (日)

ザワツク 胸が

Sh350024_2 臓腑闇夜遅く忍び入る

切っ先に

残された罠

もののけからの諸行

曼荼羅の振る舞い

しどけなく降る

幼心の予感と

純白の嘘

蛇香を光る刀が

射し込まれ

我に還す

今は やはり

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ピエロの名はゴンゾウラ

Sh350024 白い肌赤く厚い唇

丸い鼻孔

哀しみを染み込める

道化師に素顔を ね

ピエロになる 演じることに

時の巾はない

金魚の貼り付いた

水槽がそのまま

草子 江戸 浮世絵の

艶 世俗の

術の定めに

紅のときめきこそ

失われ

た 闇

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金魚ピエロあんな心中

Sh350025_2 酔い宵であり

ピエロのpcpまま

金魚の囀り

干支とそう

江戸

浮世絵を楓

画きたい

情景の念

咽喉の呪い

だから

明日 壊れる孤独

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