2009年7月26日 (日)
咲き誇り
散り急ぐ
蝉は生まれ
1週を鳴く
自壊が定め
決められた自然へ
寄り添う性はすでに分裂をはじめ
傷ついた眼底の充血の悔恨
血を収縮する
炎上の黄色
血迷う残像の他者
あらわな血流の歪み
数値の制御の斬新さ
懺悔の解放の祈りから
無言へ還る
遺伝子のダンスは
終わらない
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2009年4月26日 (日)
影を気にしなくなり
久しく
空気もみえなく
陽射し
かげれば闇とは出会へ
影と空気と光りの
照り返しは今
ひとつになろうと
惑い弾ける
無色の気
潰されるまま影
陽沈む漆黒の阿鼻
選び取られた色彩の
及ばぬ
闇と 塗られた果ての
欠落
さあ深遠を少し
抱き寄せて
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2009年4月10日 (金)
四月始まり満開の桜
収束へ歩をすすめ
季節と変わり目を
紡ぐばかりの時間に
送り出される過去の堆積と
取り込まれない
日常の楔
キラキラ零れ落ちるでなく
忘れ去るいつもの罪
今は罰 明日は華やぐ悔い
未明の枝葉は
どこへも伸び
つまり零へ還る
両刃の
あなたと私
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2009年4月 9日 (木)
陽射し眩しく
回廊の桜
白色に似てピンクが
遥かに透き通り
季節の変わり目に
ひとしきり成長する
子供達が今日は多く
目に映り
棄てた娘の年月を想い
踵が回帰へ向かう
棄てたか
棄てられたか
赤裸々な懺悔に笑い
確かな責任は散在し
守ることはできず
求めることは叶わず
罪と未練が横たわり
こびりついた幻惑に
落ちゆく椿の
花びらだけが
寄り添いて
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2009年4月 4日 (土)
自然と維持する細胞
取りこむ風
遺伝子は何処へ受精
運ばれるミ―アは
言霊を燃え
風下に添い
1日の終りを壊れ
そうな涙を
ルージュへ偲ばせ
羅刹を恋い
また季節はずれの雪が
降る
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2009年3月20日 (金)
日暮れてざわつく夜
洗い流し取りもどし
何を希う
小さな悔いを
売り渡し 撒き散らし
未遂の魂に
砕かれる華やかさ
白い花弁が揺れ
抗いが止む
明かりに吸い寄せられ
匂いがたちあがる
夜のはじまり
光の凪
遥かな笑みの
いずれ
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2009年3月17日 (火)
虚ろに打ってその
揺りかえし
打たれ幾度
舐めるよう
さんざめく
朱の月低く
せめぎ堕ちる程
あした写す
鏡面水明かりは眼底を
沈む未遂を恋い
呪文の背面へ
クサビ打て
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2009年3月13日 (金)
地より虫這いずり
春恋う節
褥のよう雨降らせ
寒さ名残る冬
息白く円く舞う手の甲が
残す光の滴り線描を
凛と射し
裂かれた狂おしさが
空白を咲き 乱れ
十六羅漢の情愛に
翔ぶ蛍火の軌跡が
交差する
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2009年3月12日 (木)
水かさが
多くなく少なくもなく
低き処へ流れ
海を目指し宙へ繋ぐ
なにかがあって
なにもない定石の
深い暗澹を分かつ
狂おしい鎖骨
裸体の不可思議に
不惑を覚醒する
幾つもの日常よ
ふたたび海へ
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2009年3月11日 (水)
おぶわれて身じろぎ
耳目に入る
家族の因果
たじろぐこともせず
交差する絆の中
時間への検証は
時折 消え入り
伝えられ唄われてきた
空白が幼い真実をふるわせ
子宮回帰を切り放す
旋律がいつか
夢を成し
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2009年3月 1日 (日)
Jazzが奏でる空気の厚み
止まらない造形時間
鼓動ははやまる
裂傷はそのままに
痕になり 醸す血肉
襞 華 サンザシ
狂おしく 哀切の
花弁落ち e しめる唇
怒涛のボルチモア
オリオン 星座刺し
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2009年2月28日 (土)
黒い睫毛紅い色欲
はりついた画像
甘く残り香を
振る仕草
緻密ではなく
やわらかい円が縁をけし
太めに色調が設楽
巡る逡巡へ
馳せるでなく
曳くこともない
R-Zero
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匂いが阿片
思いが寂寞
深く果てなく
ライラックの華舞う
喧騒が廻り始め
繰りかえす性を
シンクロさせられ
酷を舐める 舌触り
の類似を 君と
呼ぶ
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2009年2月24日 (火)
地と水が織り成す結界はいつも
靄に抱擁され
低くなだれ込む血脈は派生
忘却を呑みこむだけの
紅曳く帆船
ひきずるまま
ながれるまま
現に打たれ
未明を撃つ
言の葉を心中と呼べば
還るはづない港は
性に惑う
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2009年2月23日 (月)
めたもるふぉーぜとして
星がひとつ風をさえぎる
デフォーとして
一匹の蛇が地下鉄の音律へ
交尾する
時を経た錯綜が
昼夜を分かつはづはなく
マバユク星座が
輝きを取り戻す歴史の
42と零落
あなたは
ひとりの女を待つばかり
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2009年1月30日 (金)
地球のことや
子供達のことを考えて
みんなすごいな
小夜香はいつも
何を考えているんだろう
スィーツのことTVのこと
大人へのあこがれはないけど
仕事へのきょうみはある
お金を自由に使うためには
自分ではたらく!
ママから自立したいわけじゃない
依存だけがいやなの
子供は依存 あるいは共存って
TVが言っていた
そればかりでは
意見が言いにくい
それが不自由
ママや先生は怒るだろうね
泣くかもしれないね
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2009年1月 4日 (日)
孕みつづけ黄卵
壊しつづけ形骸
風ひとひら吹き
咲く花少なく
冬景色につづられ
それでも
孕むことの始まりと
壊すことの終焉は
支流の末
河口は結ばれ
拡がり海へ
心地よさ残る
傷みだけが
契りの性と
なりへ
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2009年1月 3日 (土)
琴線が打つ水面
波紋が織り成す不条理
浮き沈む現世からの
唐突に微 なのか
兆しは流れる
フラットな思惑よ
一輪散り
一輪咲く
指 掬われる
残骸こそ
あなたの
微熱
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2009年1月 1日 (木)
滝壷に円を画く
紅葉の和み
冬浅く
冷気遠くても
流れそのまま
装う季節を閉ざす
終の枯れ葉と
なりえない
具象の円
無為の波紋
振り向くことのない
裸体の微笑
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2008年12月22日 (月)
精進おとしの
酒にいつのまにか
酔い つぶれ
巡る訣別の回想の
途切れの端を
拾い 逢わせ
捨てて また
荼毘に酔う
明日はない分かれの
繰り返しを
残った他者が
希う 約束は
また実を結ぶ
蓮華草
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2008年12月18日 (木)
芙蓉の森にしぶく雨
落ち重なり匂う
腐葉
水たちこめ色彩求め浄化の途
絶へ
失い 堕ち 倒れ
すべて幕を
虚無へ還す ぬくもりは
哀しみのはづなく
ただ雨に打たれ
朽ち果てたい
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2008年12月17日 (水)
天使は悪魔
悪魔は天使
朝焼け遅い
冬のはじまりで
めぐりあわせが
ときめきを越え
結実をほぐし
遺恨を渡す
明日の悪魔
切り絵の天使
シャンバラは彼岸を
呪いは母性を
すでに忘れ
捨てられる
闇はいとしく
眠りにつき
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2008年12月11日 (木)
光の背任 闇の疾走
蜜月よ先に
着床
するはずのない
出会いを装う
驚きと不信を
サイナムD@JA
純粋は被写体
呪縛はワクデキ C
月下の崩壊は
抱擁を遥かに
感じ ながら
紡ぐ微妙な
あざとさ
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2008年12月 9日 (火)
花乱れつづけ
結実
血脈流れつづけ
華子
叶うなら
梨花 変わらずに
とどかぬ願いの一片を
口にふくんで
踏み出す 幻への倒錯
身の内に張りつめる
雨音が
しとど打つ日 憂いより
望むのはただの眼差し
欠けて三日月
曳いて寂静
夜みる夢はあざやかな
惑いとなり
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2008年12月 7日 (日)
祭りはおわり
幕はひかれ
手をとりあった
純粋は
どこへいく
金魚は娑婆気
化粧はひかえめ
それで いいはづ
あなたの海馬の
呈によると
でも 夜は速く
刻は忍ぶ
明日は 多分
夏に 降る
雪
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2008年11月30日 (日)
くるぶしにヒトヒラの
ハナビラが舞って
燐粉が残され
荼毘の芳香が
チリチリ 散る
後景は漆黒 深紅
暗躍の日常は朧へ
ものの怪は点描に
蛍がひとつ
裂いて 揺らめき
あがる先
天使と終焉が
キスをする
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碧の回廊
白い肌
空と海に隔たりはなく
鏡面は丸く
雲の流れは早い
波頭は鮮やかに
空は海 海は空で
ありつづけ
あなたは青眉
わたしは羅漢
でありつづけよう
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風が舐める
前髪がざわつく
昨日の歩行は
忘れた
のに 朝の月は
低くあざとく
白い
既に違う 道を
散る関係を
進むしかない 今を
受け入れ 裏切り
ぼんやり月が
消えていく
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