2009年10月22日 (木)

避けがたい情

Pa0_0053 邂逅する雨上がりの風

痛みなく契りもない

吐息の性

砕ける意味の裸体

をZと仮説

蝕む静脈の派生から

Yの絶望を

手繰る全てに

負荷を課してみる

微笑に霧

似合う善

追う絶望にすら

きみへの悪意は

絶えまない

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 8日 (火)

やんばる夏が

Pa0_0241 ときとして

上弦の月 在り

蝉時雨止まず

宵の花弁

蟻の踵 残し

夜を待てない訳

ついの救い

とどかない真実

明日を確認しない蝉

昨日を振りかえらない蟻

潔い必然の連鎖

ひとつひとつ

夏の腐れゆく過日を

舐めてみる

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月26日 (日)

牛と馬と間

Pa0_0032_2 汀あり驟雨のあと

切なく会い辛く別れる

なろうとして

なれず

汲まれぬ性差を

風にまかせる

結実の裸体

情景はいつも

生まれたままの

寄り添いと未練

絶えまなく

虚ろな非日常

非ざる希いを

アガナウ産声

| | コメント (0) | トラックバック (0)