シャンバラの光と
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レイベン人に恋したんじゃない
日本人と結婚したんじゃない
あなたロン タイを
あいした
あなたと出会い
あなたに恋した
それが私の情念
私の無残
五十三の言の葉を虚無へ
咲かす
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白蓮の花宿すきみの肌
失速を帯びる私の手首
羊歯まとう二人の間に
流れる蘇州の音色と微量の芳香
どこへいくの あなた
風を感じはじめる
想い果て
階段を螺旋的に刻まれる
予兆 残酷な物語が
夢になる
薄氷を知る
嘘 なの
Baby-G やさしくあたためて
闇の終焉にも慣れ
恐れが常に彷徨から
咲く華やきみのビート
無残に残夢
きみのブルースは遠く
遥か聞こえない
幻想のメタファ
私は 私は
額に残る ムザン
そろそろ 起きて
夜があける
情は耐へ
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レイラ
シャンバラの出自
唾棄
天使の接吻
苦い事変が押し開く海路
に翻弄され
傷つくことの転化が
彼岸としかなりえなかった
レイラ
ルビは要らない
梅花朝に夕に靄に薄れ
身構えも無用
だから
いとおしく尽くすこと
それだけは許して
李下に添い
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阿修羅のように泣く
心母のようにいとおしく
流転はあくまで哀しい
現世のやわい極みが
もたらすさえずり
とたんに浮遊する
真理の亜弥
空回りして手首は
虚しさに追従する
まかせて共に落ちる奈落に
色はなく迷いなく
確かな落日への決意
予告なく意志なく果てて
月はかげる
その一点へなだれ込む
存在が喪失して
骨格が崩れゆく
故郷ハルピンへ馳せる
想いは汐の思惑に似て
狂いなく彼を突き刺す
幻惑のメタモル
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胸と胸の間だから皮膚へ
向けて感情がほとばしって
断念は爆発する
巡る梅花
今年咲かない切花
大地に咲いた霜の香が
散って時がたち
甘い現象は
寒熱の季節は
凍れる故郷は
巡る 巡る
民のあやかし
残像は骨格を離れ希求の末に
咲く哉きみ
陽がかげり月残る
怠惰な画面を失速する微熱
既存は瓦解
道は意味不明な
断列面を残しきれず
喪失の限りあるかがり火
矛盾は矛盾
カオスは共鳴
手の内で数え上げる
言の葉は無用
パルスが軋む
リンパは走る
生きることの
阿鼻 叫喚
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轍を忘れ血糊は増殖され
負けたくない衝動を
解放させる対峙
因果の鐘は鳴らさせない
咽喉元をつたい
鎖骨へかかる鳴咽はまとわりつく
これからは罪
皮膚うねるカタルシス
美しく生き
美しく死ぬ
ことは許さない
泥のように
這いずりまわって
私だけの為に生き長らえて
傷だらけになって
それでもたりなく
落ちて朽ちて果てて
誇りなく
私だけでいいでしょう
傷だらけの裸身の
あなたにみあう残無は
私だけ
未明は近く
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歴史と中庸から遠く
寒熱がザワツカセルわけ
禁裏の修羅
犯してはならない狂気へ
繰り出す出自
互換性のない時へ
ずれ込まざるを得ない悦び
累積を拒否 かの落差を呑み
サテツは転落する
嬉しい熱
欲する寒
歩みは消え芳香は鋭利
脇腹をさす苦悩は心の母
丸みを帯びる乳房は私の意識を離れて
後戻りができない
領域を
あなたは恋しがる
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簪であなたからもらった情をさす
赤茶けた血に染まる私のあなた
絆に耐えている
背中へ乳房を押しつける
濡れる感覚と
畳に吸いこまれる負の証は
共生を断たれ
在るのは余儀なく
変化
形状が変わるほどに
生死の分岐は自然をそのままに
受け入れる必然
受け入れない淘汰
東風が首筋をなぞり
したたる乳房の血縁を
罠に落としこむ
半身の狂宴はつづく
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葉裏が透けて
月の明かりがとどく
静脈の色は薄い碧
静かにざわつく
転生は綻び始め
なにもかもが芽吹くを
余儀なく
殊更に現在への洗脳
熾烈からの反復は
時としてまごうべく
異邦人への慙愧をみせる
だから回避 気を放棄して
私のロンタイ
次はない
三日月がゆっくり失っていく
万象には
言葉をかけない
永劫の色彩は褪せる
だから
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三日月に酔う
燈色に救われいつか
贖いも忘れ
穏やかな怨は
毒を置く 川下から
風が繁く或いは
真っ逆さまに凪へと
異臭を放つとき
ただれた肩の苦悶が
一気に加速する
終焉はいつから
異性の縁を越える
どこへ残無を導く
ただ雨滴が愛しい
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何があり何が残る
どこへ行きどこからが足跡
臍は深い
だから回避は選べない
緩く反応は降る
敷き詰められた
等身大への畏怖に
追いかけられた日々は去り
これからは目の前に横たわる
背中を追う
隆起した肉に宿る未明
喚起する雅楽
二度はない
煌びやかに降りしきる雨滴を
呑み砕く事も可能に思える
反射が痛い
ここちよさを思い出す
背中の隆起は柔らかく
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序文
遥かハルピン紅く大きな月が沈みゆく地より
情こめてレエベン人へささぐ
一次
羊歯なまめかしく
夜へ堕ちていくあなたの
足元でいつまでか
繰り返す言の葉はあせることなく
色合いを食う 食む か
射しこまれ
揺れるあなたの私
いつまでかたゆとうシヤバ江戸
紅い月の地より水脈こめて
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