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2009年2月

2009年2月28日 (土)

アールヌーヴォー

Pa0_0042_2 黒い睫毛紅い色欲

はりついた画像

甘く残り香を

振る仕草

緻密ではなく

やわらかい円が縁をけし

太めに色調が設楽

巡る逡巡へ

馳せるでなく

曳くこともない

R-Zero

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モンサンミシェル

Sh350013 地より離れ宙をみる

また結び地を照らす

融合と乖離の中を

林立する一瞬と栄華の

化身は

魔のうつくしさ

天のここちよさ

に酔いしれる

心母  夢幻

からから鳴る

喉に水滴

堕ち

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MACAO

Sh350003 匂いが阿片

思いが寂寞

深く果てなく

ライラックの華舞う

喧騒が廻り始め

繰りかえす性を

シンクロさせられ

酷を舐める 舌触り

の類似を 君と

呼ぶ

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2009年2月26日 (木)

九龍

Grl_0047 迷いて先なく

隔てて奈落

裂傷あり紅い結晶の

始まりは

終焉

ロンが翔び月がアカク笑う

そんな困惑からの

セメギ愛

龍の玉杯は

不思議と円く

肉眼を堕ち急ぐ

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2009年2月24日 (火)

上海の

Pap_0024_2 地と水が織り成す結界はいつも

靄に抱擁され

低くなだれ込む血脈は派生

忘却を呑みこむだけの

紅曳く帆船

ひきずるまま

ながれるまま

現に打たれ

未明を撃つ

言の葉を心中と呼べば

還るはづない港は

性に惑う

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2009年2月23日 (月)

Harem

Grp_0053_2 めたもるふぉーぜとして

星がひとつ風をさえぎる

デフォーとして

一匹の蛇が地下鉄の音律へ

交尾する

時を経た錯綜が

昼夜を分かつはづはなく

マバユク星座が

輝きを取り戻す歴史の

42と零落

あなたは

ひとりの女を待つばかり

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2009年2月22日 (日)

グエル

Sh350088 舞う翻る天女のスケープ

座す凝視の両性具有

基調の白 連写のオレンヂ

円く型どられる危うさ

線描の意外性を模した時間

すべてパッションから

高速の音階へ

熱情の回想へ

点から線へ

円くシャッフル

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2009年2月20日 (金)

ボルチモア

Sh350087 褐色の鎖骨へ一筋は

意味を求めず

澄んだ柔らかな

目線を手繰り

指の腹でなぞる

所作から零れそうに

過ぎし艶を

追わない

希いはうすく

削ぎ

未来への連鎖をひとつ

断つ

褐色の音階の

発光よ

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2009年2月16日 (月)

カスバ

Sh350086 笑ってくれ

地中海の青

泣いてくれ

海の向こうの使徒

悔やむことない史実

省みない結実

踏み惑い

押し返されることない

月下のアルジェ

闇は底なく果てなく

鈍色の薔薇一輪が

綻びを隠す

アルジェの落涙

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2009年2月13日 (金)

ヴェネチア

Sh350085 綾取られ原色

円生み水脈

隠しきれない表裏

呑みほす水位への紅梅

なだれ込むすべては

真如の底へ明るく

森閑とした雨垂れに

似る羅漢は

横滑りの時差と無の明るさ

ヴェネチア

回想の片ら

グラスへ堕胎を念じ

朽ち果てていく意識を

微熱へと化粧しはじめる

いざないアミ―レ

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2009年2月12日 (木)

具象三十六景―ブエノスアイレスー

Sh350084 二の腕をあげ傾げる甲

鳴らす指

しならせ艶になる腰

地を呑む足首

翻る踵

ひとつの筋

球体が色調を呼び

ぶれる磁場から

モノトーンが灼熱を

回想できず

流れすぎず

呼気を喰む

細く熱い音と

円く長い色彩の蛇香

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2009年2月11日 (水)

責めない泣かせないだからこれが最後

Sh350083_3 そう言へば

赤ちゃんの頃の

写真がない

1枚だけ上野動物園で

ママといっしょのが

残っているけど

パパが全部持っていったらしい

パパというのは

私にとって新鮮なひびき

封印か無か

霧のむこうか

私にとっては

彼岸

最初から無く

たぶんこれからも無い

存在の

消去

知らされてないし

知りたくもない

それだけの名称

それがパパという

定理

寂しい外殻

でもすこしだけ

切ないぬくもり

ママは責めない

涙はもうみたくない

小夜香の九才は

1度だけど

日記はもう

書かない

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2009年2月10日 (火)

忘れない夢

Sh350080 波風たてず

楽しく無事な日々は

おくりたくないと

先の見えない

何が起こってもいい

と願う時間を

過ごしたいのが

ホンネ

ママは悲しむでしょう

許すと受け入れるは

少しちがう

が口ぐせなので

小夜香が仲良いケンカを

さけたいと思う気持ちは

とどかない

平行線の家族に

ママは耐えられない

とにかく見たくない

ドラマのような

現実はいつまで

つづく

という寓話は

どこにある

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2009年2月 9日 (月)

大人のドラマ子供のクール

Sh350079 昨日の善が悪になり

善行が悪行へすりかわる

摩訶な日常の失墜

夜更けのドラマの一場面を

おじいちゃんとオコタに入りながら

見ている

親が子を売り

子は時を経て

覚えぬ親と対峙する

子は時を戻そうとして

子となり

親は二度めの裏切りを

絶望的にしかけるからくりは

すでに日常からの

落とし穴で

おじいちゃんはそう

ぶつぶつくりかえすばかり

むつかしいテレビにむかい

おじいちゃんは確かに

悔いている

わたしには

大きな欲はないし

小さな悔いもないから

今日は早く

眠りたい

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2009年2月 3日 (火)

グラディション

Sh350078 海が夕暮れ色で

下の空がオレンジで

お台場の橋がピンク

雲が紺色で

上の空が青みがかって

グラディションと

TVから聞きました

前におじいちゃんからもらった

北海道土産

白菜とシャケとニンジンが

交互に重なってる漬物も

グラディション

意味はわからないけど

きれいです

だけど小夜香は

色合いより食い気です

お台場の夕暮れより

シャケの漬物がすき

グラディションでは

心はみたされても

お腹はみたされません

ママがいやそうな顔を

しています

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2009年2月 2日 (月)

ついウトウト

Sh350077 お昼寝がすき

オコタでウトウト転寝がすき

少し眠ってすっきりして

まだ同じ1日が続いてる

夜布団で寝ると1日が終わっちゃう

次の朝がくる

すっきり気持ちいいけども

さびしい

朝の鳥の鳴き声や

ママが台所でかなでる音や湯気は

気持ちいいけど

昨日がいってしまうのは

悔やまれる

せいいっぱいじゃなかったから?

ストレスが残ってるから?

多少の余力と多少のストレスは

良薬だとママはいう

九才小夜香がんばりが足らない

と思う今日でした

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