2009年11月 5日 (木)
花手折らず
諦めきれない余剰を
埋めあわせ
繕う時と
捨てられる残余
闘いは終焉と
微笑は無為
翻り
炎上は
赤を近く
黒を遠く
自己犠牲が美でなく
私の不要が
あなただけに
向かう戦場
華なく雨なく乾いた
想いなく楔なく
濡れた炎上の
果て
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2009年11月 4日 (水)
帰結を胸にしたため
戸惑いの果てを
描かない不浄の生
なのに光り眩しく
潤いは偽りに貫かれ
二人の居場所は
赤と黒
踵と楔のなれの果て
へとどかない
危うい無情と
甘い有情から
性差へたどるはづ
いつも決まらない
発露から遺伝子は
遠ざかる
未明
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2009年10月30日 (金)
だから雨が降り
河にたちのぼる蒸気に
生死のせめぎあいが
絶えることなく
映しだされ
拒む 傷だらけの
情景はそのまま
自愛へと転化するのに
痛みを伴わない
落涙に取りこぼす
造形はきみの微笑さへ
遮りそうな微風
渡る回廊に
静けさは戻らないだろうに
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2009年10月29日 (木)
阿修羅それぞれに
ときめきの
夜を過ごし
朝を迎へ
脳へ吐息を
心象に楔を
契りに燐粉を
装う時間の流れにまかせ
ここまで来て
なんの悔いなく
すべてたゆとう
水辺にたつ滴りが
活かしてくれる葦の
戸惑いに似て
冬を待つ
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2009年10月28日 (水)
寒くなる前に
そばだつ化粧に似た
コートのまま
ブランコの板に座る
厚い日常
鋭くエグル血漿の想い
ズッシリ賞罰が
皮膚とコートの間合い
に埋もれる様は
途切れる哀しみを写す万華鏡
砕け散る面だけ
寄り添う 嘘
けして見上げない
熱い目に
淡い定点は無く
錆びた累積が
あろうはづのない
脈絡を繋ぐことの
意味のなさを拒む
邂逅と反逆と深い闇
たぶん美しい
憂鬱が射し込む
彼の廻りは公園で
橙色に染まる邪気
吐き出す老人であろう彼の
幾重を織り成す影は
細くかぎりない零を
小さなブランコの
板の上から
唄うのでしょう
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2009年10月27日 (火)
繚乱ふるえる脈
差し迫る夜と
切ない激情を
粉々に裂く
記憶の欠けら
咲かせ実をなしほころぶ
時の逆流に
耐える理由はなく
結実しない一点へ
心は置けなくて
化粧を直す
きみを振りかえる
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2009年10月26日 (月)
へと
もしかして誤差なら
妖しくかわる
迷わず孵卵に華を咲かすなら
明日も身を灼がす
唇の余韻を赦して
踵のの熱に甘んじない
描写を断念しない
願望の粉砕は
性の火花よりかろやかに
吐息を変換へと
整えている
あなたの虹
私の黒
二人の瓦解
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2009年10月25日 (日)
赦されるなら
戸惑いを
立ち止まるなら
驚きが欲しいと
化粧する唇の端が
傷つく先に
雨滴はないはづ
時折の震えに
指が鳴るように
渇きは渇きのままで
夜は朝へ向かう
しおらしく
花は自らを棄てるのに
降り止まぬ雨は
未練を繋ぐ
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2009年10月24日 (土)
金色の夜叉
なまめく肌を明日脱ぐ
先はなし縁もなく
踏み出す歩幅に
戸惑いを持たせ
狂気と呼ぶ勇気を
崩す快楽を五感へ流し込む
ほてる肌を舐める風が痛く
零レベルを刺す
衣擦れは秋の装いを呼べず
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2009年10月22日 (木)
邂逅する雨上がりの風
痛みなく契りもない
吐息の性
砕ける意味の裸体
をZと仮説
蝕む静脈の派生から
Yの絶望を
手繰る全てに
負荷を課してみる
微笑に霧
似合う善
追う絶望にすら
きみへの悪意は
絶えまない
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